覚えやすい名前で接続するために

数字のアドレスより example.com のような名前のほうが覚えやすいものです。DNSは、その名前に関係するレコードを返します。ただし、DNSはウェブページそのものではありません。問い合わせに成功しても、ウェブサーバーが動いていることや、ページが必ず開けることまで保証されるわけではありません。

問い合わせに答えるのは誰?

端末は通常、再帰リゾルバーに問い合わせます。適切な情報がキャッシュにない場合、リゾルバーはDNSの階層をたどり、対象のゾーンについて答える権限を持つサーバーから情報を得ます。キャッシュがあることで、毎回この過程を最初から繰り返さずに済み、待ち時間や繰り返しの負荷を減らせます。

レコードはIPアドレスだけではない

AレコードはIPv4、AAAAレコードはIPv6アドレスを示します。CNAMEは別の名前を指し、ウェブページの完全なURLやパスを設定するものではありません。MXはメール配送、TXTは用途に応じた文字情報、NSはネームサーバーに関係します。1つの名前から複数のアドレスが返ることも、通常の構成としてあります。

変更がすぐ見えない理由

TTLは、応答をキャッシュに保持できる時間を示します。管理者がレコードを変更しても、その期限まで古い応答を使うリゾルバーがあるため、すべての場所で同時には変わりません。世界全体を一斉更新するボタンがあるわけではありません。サイトが開けない場合も、DNS以外に接続やサービス側の問題が考えられます。

DNSサーバーのIPは自分の公開IP?

DNSのアドレスは名前を調べるリゾルバーを示し、サイトが見る出口とは限りません。ローカルルーター、事業者、公開サービスなどが使われ、ブラウザー独自の暗号化DNSもあります。候補は長く運用されている公開DNS:アドレスと地域別の選び方を参照してください。

「DNSサーバーは応答していません」とは?

通常は、期待された時間内に利用できる回答が届かなかったことを示します。端末、経路、リゾルバー、権威DNSなど複数の原因が考えられます。NXDOMAINは名前が存在しないという回答で、無応答とは異なります。名前解決が成功しても、接続、証明書、サイト側の問題は残ります。キャッシュで一部のサイトだけ開ける場合もあります。速度への影響はDNSを変えると通信速度やゲームのpingは改善する?を参照してください。

参考資料